
問題が出てくると不安になって他の仕事が手につかなくなってしまいます・・・問題が発生した時よい解決方法は何かないでしょうか?
こんな悩みにお答えします。
問題解決能力を上げたい方向け思考法
今すぐ簡単に問題解決能力は上げられるます。
結論から言うと、抽象思考をすればOK。
抽象思考とは、抽象的に物事を考えることなのですが、まず抽象的ってわかりますかね?
言葉では聞いたことがあるかと思います。
実際に調べてみるとこんな感じです。
「抽象的とは、共通した要素を抜き出して一般化していること、または具体性に欠けていて実態が明確ではないことである。」
引用:weblio
ちょっと言葉で説明するとなんだかややこしいですね・・・(^_^;)
抽象的を簡単な例でいうと、
犬、猫、馬、牛とかは動物という言葉でくくられます。
この動物というのが抽象的な言葉になります。
ではなぜ抽象的な思考が問題解決につながるのか?
なぜかというと、抽象思考をすると問題の全体像だったり、問題の本質が見えて来るからです。
何か問題が発生すると、その問題にフォーカスしてしまって、

大変だ〜どうしよう〜!!!
という状態になってしまいます。
例えば
システム開発でバグが発生し、全然解決できそうに無い。でも早く開発を終わらせないといけない状況。
こんな状態の時、人によっては焦ってパニックになります。
ちなみに人は焦ったときには良いパフォーマンスが出ませんw
こんな状況になった時、問題を抽象的に捉えて対応するとすぐに解決できます。
システムバグの問題を抽象思考で解決する簡単なプロセスは
- なぜバグが出ているのかを原因を考える
- 原因となるバグの箇所をいくつか挙げてみる
- いくつか挙げた箇所でこちらが意図していないデータが出ている箇所を見つける
こんな感じでしょうか?
おそらくシステム開発をやっている人はいつもこんな感じで解決していると思います。
もしこのようなプロセスで解決しているのであれば、あなたはすでに抽象思考を手に入れています。
このようなプロセスで解決していない人でも安心してください。
いざ問題にぶち当たった時にすぐに抽象思考ができるかのわかりやすいイメージと質問をお伝えします。
抽象思考をする際の良いイメージと質問
これを見てください。
これなんでしょうか?
ちょっと引いてみます。
はい、木でした。
さらに引いてみます
はい。森です。
これを問題に置き換えてみてください。
最初の木のアップです。
人は問題にぶち当たると、

やばい!問題にぶち当たった!
といって木のアップを見ている状態になります。
これだと、何が何だかわからないですよね。
そこで、一旦冷静になって引いてみてみると、今まで自分が見ていたものが木の一部ということがわかります。
さらに引いてみると、その木は森の一部ということもわかります。
この引いてみるのが抽象思考です。
大切なのは問題にぶち当たったら冷静になって引いてみることです。
「でもどうやって引いてみればいいの?」
こんなように思うかもしれません。
安心してください。
ある質問を自分に言い聞かせると抽象的に物事を見ることができます。
その質問は何かと言いますと、
「なぜ?」
という言葉を使います。
先ほどのシステムバグの例でも「なぜ」を使っていましたが、
「なぜ」を使うことによって問題の本質を捉えることができます。
また、「なぜ」は一回ではなく、何回も繰り返すことで問題の本質が明るみになります。
また例を出します。
たとえば毎朝遅刻してしまう人がいます。
ここで「なぜ」を使って質問形式で遅刻の本当の問題を捉えます。
A:なぜ毎朝遅刻するのだろう?
↓
Q:朝起きれなくギリギリまで寝てしまう
A:なぜ朝起きれなくギリギリまで寝てしまうのだろう?
↓
Q:毎晩遅くまで起きてしまう
A:なぜ毎晩遅くまで起きてしまうのだろう?
↓
Q:ついつい寝る前にスマホを見てしまい、寝るのがおそくなってしまう
A:なぜついつい寝る前にスマホを見てしまい、寝るのがおそくなってしまうのだろう?
↓
Q:寝る前にスマホの目覚ましをセットする時に、そのままスマホでネットサーフィンしてしまうから
どうでしょうか?
いま「なぜ」を4回繰り返したら、遅刻する原因がよるスマホを見てしまうからというのがわかりました。
そうなると解決策としては、
- 寝る前にスマホの目覚ましはセットしない
- 目覚ましをスマホにしない
- 毎日決まった時間に目覚ましがなるようにあらかじめセットしておく
などいくつか解決策が出てきます。
しかし、「なぜ」を使わず、よくやる解決方法として
「どうやって遅刻しないで済むか?」
という質問をした場合は
朝起きるために早く寝る
とか
目覚ましをいくつかセットしてなんとか起きる
が出てくると思います。
これだと、寝る前にスマホを見てしまうという本当の問題に至らないのでおそらく次の日も遅刻してしまいます。
この「どうやって遅刻しないで済むか?」という質問だと単純に遅刻という問題に対しての解決策、つまり手段を出しているだけで本当の問題に辿りつけません。
本当の問題にたどり着くには「なぜ」を繰り返す必要があります。
まとめ
あなたが仕事やプライベートで問題にぶち当たった時はまず冷静になり、
「なぜ今〇〇(問題)が起きているのだろう?」
と質問し、問題の抽象思考してください。
そうすると今まで苦しんでいた問題が嘘のように解決できます。
また、この抽象思考を癖つけるために、目にしたものすべてに「なぜ?」を問いかけてみてください。
例えば、
- なぜ電車が遅れているのだろう?
- なぜ雨が降っているのだろう?
- なぜこの場所に看板があるのだろう?
なんでもOKです。
このように「なぜ」をクセつけていくうちに問題が発生しても瞬時に解決でき利用になります。
なぜのクセづけぜひトライしてください!