
キャリアアップのために目標を立てて仕事をしていますが、失敗ばかりで悩んでいます。やはり失敗ばかりしてしまう仕事は辞めた方がいいでしょうか?
こんな 悩みに答えます。
目次
失敗すればするほど成功に近づきます
結論から言うと、仕事に対して
- 成功したい
- うまくいかせたい
- もっと成果をだしたい
と思うのであれば、失敗はつきものなので辞める必要はありません。
昔から「失敗は成功のもと」と言いますしね。
そのままたくさん失敗しながら仕事をするのをオススメします。
でも多くの人は、

なるべく失敗はしたくないな・・・
と思っています。
なぜそのように思うかといますと、
おそらく過去に何らかの失敗をして親や先生、または上司、お客様にすごく怒られ、それでひどく落ち込んだといった経験があるからだと思います。
この経験から
失敗=ダメなもの
という方程式が無意識に入っています。
※ちなみに失敗して親に怒られた記憶が強く残っている人ほど、失敗に対する恐怖心が強くでます。
しかし、人間は失敗しないと成長しません。
失敗して成長することであなたが思う成功だったり目標が達成されます。
ちょっと子供のころを思い出してください。
- 自分の名前を最初から漢字で間違えずに書けた人はいますか?
- 靴紐を最初からいきなり結べた人はいますか?
- 足し算、引き算を間違えずにできた人はいますか?
おそらくいないと思います。
人は失敗しながら覚えていきます。
多くの大人が自分の名前も書けるし、靴紐も結べると思います。
なので
失敗=ダメなもの
ではないです。
大切なのは失敗とうまく付き合うことです。
失敗したということは何か新しいことに挑戦した証なので、
”失敗=自分自身を成長させるための良いこと”
ということに気づいてください。
しかし、いくら失敗が良いと言ってもやってはいけない悪い失敗もあります。
では、良い失敗と悪い失敗についてお伝えします。
良い失敗と悪い失敗
良い失敗とは?
- 行動しても結果がでなかったこと
- 勇気を持ってチャレンジしたけど挫折した
- 問題が発生して怒られた
この3つです。
共通して言えるは、すべて結果を出すために何かしらの行動したということです。
結果を出すための行動はあなたの力になっています。
良い失敗はどんどんやった方がいいですね。
逆に注意すべきは悪い失敗です。
悪い失敗は絶対にやってはいけません。
これは避けるべき行動です。
悪い失敗とは?
- 行動しないこと
- 無謀な行動をすること
この2つです。
行動しないこと
「何も決断しない、行動しないことが、いちばんの失敗」
です。
なので行動しないはNGです。
ちなみによくある勘違いで、本やセミナーなどで勉強しているのを行動していると思っている人がいます。
確かに本を読んだりセミナーを受講したりするのは行動している一つなのですが、学ぶだけでは結果は出ません。
学んだことで結果を出すために行動する必要があります。
無謀な行動をすること
いくら行動したほうがいいと言っても無謀な行動は絶対NGです。
無謀な行動というのは、
もし失敗したら死ぬ
です。
当たり前ですが、この死を伴う失敗は取り返しがつかないです。
失敗して財産を失ったり、自己破産してしまうような行動も無謀なことですが、取り返しがつかないわけではないです。
成功した人の多くは、いきなり財産がゼロになったり、自己破産した人もいます。
立ち直れば良いことです。
しかし、死んでしまっては立ち直ることすらできないのでこの失敗は絶対にしてはいけません。
株式会社幻冬舎の編集者、箕輪 厚介さんが
死ぬこと以外かすり傷
という本をだしていますが、まさに死ななければ失敗してもOKです。
人に迷惑かけたりしても後々取り返せばいいことです。
ここで大切なのは失敗した時に、そのままにするのではなく、失敗に向き合ってそれを学びにすることです。
失敗を学びにする方法
ほとんどの人は失敗した時は落ち込んだり、自分に腹が立ったりします。
ただそれだけで終わらせてしまうと、また同じようなところで失敗します。
失敗を繰り返さないためには原因を探る必要があります。
探っていくと
- お客様への連絡を怠った
- 確認を怠った
- メモを取り忘れた
- 知ったかぶりをしてしまった
などが出てきます。
ただこの失敗の原因を探る行為ってちょっと嫌な気分になるんですよね。
なんか自分の嫌な部分だったり、都合の悪い部分をを自ら見に行かなくてはいけない感じです。
でも原因をちゃんと追求しないとまた同じようなところで失敗をしてしまいます。
そこで、失敗の原因を突き止めても嫌な気分にならず、ラクに学びに変える3つのポイントをお伝えします。
失敗をラクに学びに変える3つのポイント
失敗をラクに学びに変える3つのポイントはこちらです。
- 自分を客観視する
- 原因についてジャッチしない
- 次回の具体的対策をとる
1.自分を客観視する
失敗した時、多く人は
「何で私はあんな失敗をしたのだろう?」
と自分で自分を問い詰めます。
失敗を振り返る時、自分を問い詰めるのではなく、自分をあたかも他人のようにして質問します。
たとえば、あなたの名前が山田さんだったとすると、

山田さんは何であんな失敗をしたのだろう?
こんな感じです。
一見バカバカしいかもしれませんが、自分を他人のようにしてみると視野が広がり本当の問題が見つけやすくなります。
そして何より冷静に失敗を分析できるようになります。
2.原因についてジャッチしない
原因がわかったとき、
「だから私はダメなんだ」
「何で私はいつも失敗ばかりするのだろう」
「次も同じような失敗をするのではないか?」
といったようなジャッジをしないでください。
単純にそのような原因が失敗につながったと事実を出すだけにしてください。
ジャッジしてしまうと、事実にあなたの解釈がはいりうまく解決策が出てこなくなります。
3.次回の具体的対策をとる
原因がわかったら同じことを繰り返さないためには具体的に何を事前に行えばいいのかを出してください。
この対策は思いつくだけ出すとより良いです。
同じような状況が次に来たとしても失敗した時と全く同じ状況というのはないですからね。
色々なパターンを想定して対策案を出すことにより失敗を繰り返さなくなります。
まとめ
失敗=ダメなもの
というのは古臭い固定概念です。
今は失敗すればするほど成功に近づいているので、
- 失敗=いいこと
- 失敗=成長するいいきっかけ
- 失敗=貴重な経験
とかに変えてください。
次から失敗したら
「よし、これで一回りまた成長した!」
と自分自身にお祝いしてください。
私は失敗が怖くて昔はなかなか行動すらできない人間でした。
もちろん今も失敗は怖いです。
しかし、失敗した時は常に先ほどの3つのポイントを使って失敗を学びに変換しています。
やはり効果的で同じ過ちは繰り返さないです。
そして仕事自体、キャリアアップしています。
ぜひ一緒にたくさん失敗して成長していきましょう!
それではまた!