プロジェクトマネージャーにとって必要な能力は問題解決力ではない

こんにちはユウマです。
本日はプロジェクトマネージャーにとって一番大切な能力についてお伝えします。

プロジェクトマネージャーにとって必要な能力は問題解決力ではない

大きなプロジェクトほど進めていくと問題が発生します。

その都度プロジェクトマネージャーは問題を解決していき、納期までにシステムをリリースするようにします。

 

なのでプロジェクトマネージャーにとって問題解決能力は非常に大切なのですが、タイトルにも書いてある通り、この能力が一番ではありません。

 

では何が問題解決能力より必要なのか?

 

結論から言うと、それは問題発見能力です。

 

問題が発生するのは、しょうがないですが、ある程度の問題は事前に潰すことができます。

事前に起こりうる問題を発見しておけばその対策が取れます。

 

誰もが想定していなかったクリティカルな問題というのは発生することはありますが、プロジェクトの目的、進行具合、お客様の考え、開発チームの考えを把握しておくことで多くの問題は事前に発見でき、対策を取ることができます。

 

でもどうやって問題を事前に発見するの?

こう思うかもしれませんので、まだ見ぬ問題の発見方法3パターンを紹介します。

 

問題発見方法3パターン

まず問題発見といっても他人の粗探しのようなことはしては行けません。

そんなことをすると一気にプロジェクトチームの雰囲気が悪くなりますからねw

ちなみにこの事前に問題を発見する3パターンはPM出なくてもSEやプログラマーでも自分の担当する分野にも使えます。

パターン1.ゴールからの問題発見

全てのプロジェクトには形はどうあれ必ずゴールがあります。

そのゴールがあることで、開発スケジュールが間に合うのかどうかが見えます。

 

基本的には間に合うように出してもらいますが、その中で厳しそうなもの、今の段階ではイメージもできないものが出てくると思います。

 

それを最初の段階で全て出し切ることです。

 

システムを開発する際、一旦作業に入らないとなんとも言えないこととかはあると思います。

しかし、それを待って問題が発生し、スケジュールに遅延が出てしまうとよくありません。

 

一旦作業に入らないとなんとも言えないものに対しても、その時点で

  • 何がどうわからないのか
  • それにより起こりうる問題は何か
  • どうすれば解決できるのか

について考えれば、事前に対策を打っておくことができます。

 

例えば、新規の開発で今の時点では解決方法がわからなく、大きな遅延が発生しそうであれば、スケジュールにバッファを持たせるとか、お客様にスケジュールに対してのリスクがあることを伝えておくとかです。

 

この事前の対策をとっておくことでいざ問題が発生しても慌てずに対応が可能になります。

 

2.仕様を明確に決める

開発を進めていく上で、後々面倒なことになるのは事前に仕様が決まっていないことがあります。

 

仕様を決めていく途中で、この機能の仕様は今決定しなくて良いといった雰囲気になり仕様を決めないまま進めると、後でしっぺ返しが来ることがあります。

また、適当な仕様にしてしまった場合、後で仕様変更ということも出てきます。

 

仕様変更は非常に開発側からすると負担がかかるものです。

 

今はアジャイル開発といって仕様を明確に決めないまま開発を行うこともありますが、そのアジャイル開発でも最終的には仕様を決めて動きます。

アジャイル開発の場合は戻り作業や仕様変更を視野に入れたスケジュールを組むことで対応できますが、ウォーターフォール型開発の場合は、一つ一つの機能に対して仕様を明確に決めてい家内と進みません。

 

必ずどんな細かいことでも仕様を明確に決めることが大切です。

 

3.常に目的思考でいること

スケジュールも仕様も明確になることで問題というのは大幅になくなります。

ただし、プロジェクト自体が目的と外れていたとなると大問題です。

 

例えば、お客様が考えていることと開発側で考えていることに違いがあったということって今までありませんか?

 

なぜこのような問題が起こるかというと、目的を念頭に置かずにプロジェクトを進めてしまうから起こる問題です。

 

お客様はシステムのことを知らない人の方が多いです。

お客様は前に言っていたことと逆のことや矛盾することを言うこともあります。

また、お客様自体は簡単にできると思っていることでもシステム側からしたら大変ということも多々あります。

 

このようなことがあっても、どのようなシステムにしたいのか、何を最終的に作り上げたいのかはそのプロジェクトの目的を念頭に置いてコミュニケーションをとれば、やるべきことがシンプルになり、何を行えばいいのかが明確になります。

 

これにより、開発側の指示が出しやすくなります。

目的が明確だとその目的を遂行するための手段が出てくるので当たり前のことですよね。

 

そしてこの目的があやふやだったり、意識しないと手段もあやふやになり、お客様と開発側での考えの違いなどが発生します。

 

以上の3つのパターンを押さえておくことで問題を事前に発見できるようになります。

 

まとめ

プロマネやSEとかになると、色々と指示を出す立場になります。

 

私はSE時代、指示を間違えてしまったり、あやふやなまま進めてしまい、結局問題が発生して迷惑をかけてしまった経験が結構ありました。

 

その度に指示を受けてくれた人への申し訳ない気持ちと、自分に対して情けない気持ちになっていました。

 

そんな経験を経てどうすれば問題が発生しないでプロジェクトを進めていけるのか?を考えて行動してきました。

その結果、

  1. ゴールからの問題発見
  2. 仕様を明確に決める
  3. 常に目的思考でいること

この3パターンがとても重要だと言うことに気づき今もこの3パターンを実践しています。おかげで大きな問題は発生せずプロジェクトを進めていけてます。

ぜひあなたも試してみてください。

それではまた!

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